もう自宅に戻ることは無いだろうと入院をしたのだが、退院しました、
入院前日の手続きの終わりに、採血と腹部のレントゲンと心電図の検査を済ませてから帰ってください、と言われそのように済ませた。
入院すると主治医が説明に来られて、前日の血液検査から「脱水症状を起こしているから、点滴をします」と言われ、点滴が始まった、5~6時間かけてゆっくりと流し込んでい行く治療をとりあえず3日くらい続けるとのこと。
入院前に苦しかったのは熱中症によるものだったのか、暑さ増す時期で寝ていてもよく汗をかいていた。食欲がなくなり物が食べられなくなり、それでも水だけはよく飲むように主治医に言われていたので、飲むように努めていたものの、脱水症状を起こしていたようだ。室内で過ごしているのに熱中症を起こし救急車で運ばれるのが後を絶たないのも無理はないと実感できた。
入院して数日後に採血があり、血液検査の結果を主治医が報告に来た。「貧血を起こしている」とのこと。背骨が癌に侵されているので、脊髄で血液を造る機能が低下しているのだと言う。ベッドから起きて歩き出そうとすると立ちくらみで倒れそうになり窓際にしがみついたことがあったのは、この貧血によるせいだったのだ。「輸血をすると貧血の症状は改善されますが、どうされますか?」と迫られる。輸血で症状が改善されるのは1週間から10日くらい、外部から入れた血液は攻撃されたり流れ出たりして持続できないとのこと。輸血を続けることによって新たな副作用や体調変化が起きることを考えると「治療にならない小手先の処置なら無駄だから止めます」といって拒否。
「CT検査は最初の診察以降していないから、CT検査を受けてきてください」と言われ受けてみる。この結果の主治医の説明は「最初の画像と精査して比べて見ると、肺にあった転移の可能性らしき影が消えている」とのこと。確かに最初の撮影結果をモニターを見ながら受けた説明では、左の肺(だったかな?)に小さな影が点在していて「転移の可能性あり」と聞いていた。以来、肺癌は起きるだろうなと覚悟していたのだが、一向にそれらしき症状は感じられなかったし主治医からもその兆候は聞いていない。どうやら最初のホルモン治療でPSAが基準値以内まで劇的に下がったことで影が消えたのだろうとの説明だが、しかし、レントゲン映像から影が消えただけで、肺の癌細胞が消えてなくなったわけではないとの付け足しあり。
骨の癌浸食は進行しているのだが、内臓は元気だと主治医は言う。しかし喜ぶ気にはなれない。骨の悪化は臓器のように直接命を脅かすことにはならない。痛みや貧血を引き起こしじわじわと不愉快な症状をで迫ってくるのだから、これらに対処しながら日々を過ごすのもつらいものだ。
入院して規則正しい生活を過ごしていると、最初は食事も喉を通らなくなんとか頑張っておかずだけは食べていたのが、昼食ではご飯も食べて完食できるようになり、朝食も夕食も完食できるようになった。貧血による立ちくらみや目まいは、動作をゆっくりと立ち止まりながら行うことで、トイレやシャワーもこなせる。痛み止めや便秘の薬も、看護師さんの説明や指導のもと規則正しく服用することで効果が出ている。
こうなると、入院生活が退屈で飽きてくる。家に戻ってもしばらくは生活できるだろうと思えるようになり退院を申し出る。主治医と緩和ケァチームの方が、帰宅後のかかりつけ診療所や介護士さんのネットワーク作りに尽力してくださり、確立できたので退院のOKが出た。
大病院では通院しないと診察してくれないが、かかりつけ医院があれば急な容体でも24時間相談できるし、駆けつけて下さる。こういった安心感が在宅診療にはある。とりあえずかかりつけ医院に電話すれば、訪問診察なり入院の采配など引き受けてくれるとのこと。
これまで大きな病気知らずで、歯医者以外の病院には縁がなかったから、近くでお世話になるべくかかりつけ診療所など持つ必要がなかったのだが、これからはこの診療所とのお付き合いを密にして日々を過ごすことになるだろう。
2016年7月1日金曜日
やっと入院へ
本日やっと入院できるようになりました。
朝夕7時~8時の間ぐらいを食事と決めそれに合わせて疼痛薬は飲んでいるのだが、食欲はなく胸やけ気分では食べ物を口に入れることなく空腹のまま飲んでいる。それで1日中痛みから逃れられているが、起き上がるのも動くのも困難で過ごしている。食べないから体力がどんどんなくなっていくのだから仕方がないことだ。日中、薬の効きが安定すると食べる気も起きて食べるように努めるのだが、少量しか食べられないから焼石に水だろう。
急激に動くのが困難になりそうなのを察したので、今のうちに何とか入院したいと、妻に病院に行ってもらった。帰ってくるなり「主治医の先生がすぐ来てくれと言っている。入院の手続きをするから」というものだからすぐに出かけた。院内の緩和ケアチームの窓口にまず出向いて相談すると、担当の人が主治医とのコンタクトや手順などに尽力してくださったようでスムーズに進んだようだ。
入院するならまだ少し身の回りの整理をしたいこともあったので、そんなにすぐにとは考えていなかった。週末には長女も来ると言っていたから、みんなを前に後の処理を話しておきたかった。しかし、「病院にも都合があっていつでも入院できるわけではない。今ならベッドが空いていたから押すでにさえた、今からすぐに入院したほうが良い」と言われ、せめて翌日からの入院でとお願いして自宅に戻り準備をすませて寝た。
ということで、人生初の入院生活を体験しに、間もなく出かけます。再び自宅に戻れるかどうかはわからないが、病院に居れば何が起きても心配ないから、安心した日々を送れるだろう。
朝夕7時~8時の間ぐらいを食事と決めそれに合わせて疼痛薬は飲んでいるのだが、食欲はなく胸やけ気分では食べ物を口に入れることなく空腹のまま飲んでいる。それで1日中痛みから逃れられているが、起き上がるのも動くのも困難で過ごしている。食べないから体力がどんどんなくなっていくのだから仕方がないことだ。日中、薬の効きが安定すると食べる気も起きて食べるように努めるのだが、少量しか食べられないから焼石に水だろう。
急激に動くのが困難になりそうなのを察したので、今のうちに何とか入院したいと、妻に病院に行ってもらった。帰ってくるなり「主治医の先生がすぐ来てくれと言っている。入院の手続きをするから」というものだからすぐに出かけた。院内の緩和ケアチームの窓口にまず出向いて相談すると、担当の人が主治医とのコンタクトや手順などに尽力してくださったようでスムーズに進んだようだ。
入院するならまだ少し身の回りの整理をしたいこともあったので、そんなにすぐにとは考えていなかった。週末には長女も来ると言っていたから、みんなを前に後の処理を話しておきたかった。しかし、「病院にも都合があっていつでも入院できるわけではない。今ならベッドが空いていたから押すでにさえた、今からすぐに入院したほうが良い」と言われ、せめて翌日からの入院でとお願いして自宅に戻り準備をすませて寝た。
ということで、人生初の入院生活を体験しに、間もなく出かけます。再び自宅に戻れるかどうかはわからないが、病院に居れば何が起きても心配ないから、安心した日々を送れるだろう。
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