2016年8月29日月曜日

早々と退院できました

やっと緩和ケア病床に転院できたものの、余命まだありそうで自宅で過ごせそうだとあって、一週間少々で退院することができた。

自宅へ戻ると洗濯機の給水ホースが水漏れしていると聞いていたので早々に修理した。妻の運転でホームセンターへ行き、交換部品を買ってきて取り替えたもののまだ同じように水漏れする。ネットで調べると「洗濯機用ストッパー付き水栓」なる部品があると知り再びホームセンターへ出かけて買い求め、水漏れストップで修理完了となった。

自宅に居ればこれぐらいのことはこなせるのだが、これも退院早々の元気があるうちにやっておかないと足腰が動かなくなって出来なくなる不安から「いつやるの?いまでしょう!」と少々無理をしてしまった。そのせいか翌日は左ひざが痛くて痛み止め屯服のオキノームを午前中だけで4包も飲むはめになった。

このブログの別ページで「検査値と処方の推移」を載せているが、4月から治療をやめて緩和にシフトした。この時点で前立腺がんのマーカーであるPSAの数値はあまり意味をなさなくなったのか、血液検査の結果で出てこなくなった(PSAだけ別途に検査が必要なようです)。今となってはPSAやALPの数値がどれだけ上昇しようと気にならない。それより今は赤血球の数値が気になる。

背骨が癌で侵されると血液を造る能力が失われてゆく、と聞いている。今回、転院先の病院を退院するにあたって退院前に輸血をしておきたいと申し出たのだが、なぜか輸血も点滴もされなかった。転院してくる直前にした輸血後の血液検査と、今回、退院するにあたってお願いした血液検査の数値は、赤血球やヘモグロビンやヘマトクリットの数値は低いなりにほぼ同程度(気持ち下がった程度)だった。そのせいだろうか、貧血の程度は変わらないから必要なしと判断されたのだろう。

おかしくなっていた味覚もほぼ戻ったようで、食事も美味しく感じられて3食ともしっかり食べている。シャワーもトイレも自分でこなせる、しかし疼痛薬の量が増えるにつれて便秘もひどくなり、体中にかゆみも出てきた。貧血だけでなくいろいろと悪い症状も増えてきて、そう遠くない日にまた入院することになるのは間違いないことだが、主治医やかかりつけ診療所の先生に頼って出来る事を見つけて退屈せず日々を過ごすとしよう。


2016年8月24日水曜日

転院しました・・・その2

転院先の部屋はホスピス専用とあって、個室である。有料(1日1万円くらい)の部屋は我が家の家計ではとても支払いができないから断っていたが、今回のは保険適用で無料である。シャワー室、トイレ、洗面台、テレビ(有料)、冷蔵庫、簡易ベッドにもなる椅子、広々とした窓、部屋も広くゆったりとしている。LAN端子もあるからインターネットにもつなげる。このブログも病室から更新しているのだ。

主治医の先生があいさつに来られて「この部屋はみなさんに、元気になって家に帰っていただく部屋です」と言われたのは意外だった。末期がんで治療の余地なし、余命1ヵ月程度が予想される人が最優先で入れる部屋だと思っていたから、元気になってというのは考えられなかったからだ。

治療はせず痛みや精神的な不安などをやわらげて終末を迎える、がコンセプトだけあって、点滴や注射などない。体温や血圧をチェックしに来られたり、体調を聞きにこられたりする程度で、一般病棟と違って全く自由である。便秘とかゆみに悩まされているので、担当医師の先生が薬の処方を考えてくださるし、痛みが出れば痛み止めの処方も薬をかえてみたりと、至れり尽くせりだ。治療はしないといっても、患者が希望すれば検査や治療もしますとのこと。

転院した翌日、担当医師の先生から妻も同席して説明があった。「余命を予測する計算式があって、その数字によってホスピスの部屋へ入る人を選択するのですが、あなたはその結果を知りたいですか?それとも聞きたくないほうですか?」と問われたので「聞きたいです。隠したり伏せたりされるのは嫌いです」と答えた。「①余命が1ヶ月以内、②1ヶ月程度、③1ヶ月以上あり先の余命は予想できない、の3段階あるのですが、あなたはどの程度だと予想されますか?」と問われた。

輸血して元気を取り戻したとたんの転院で、この病院の駐車場から部屋まで歩いてきた。詰所の看護師さんが「歩いてきはった!」とつぶやくのを聞いたと妻が言っていた。自分でもこんなに元気な患者なら9月いっぱいの余命はあると感じていたから、正直にそのように伝えた。そうはいっても心臓や肺などが突然の変調で倒れることもある、その場合の延命処置は希望されますか?とも問われたので「延命処置はしないでください」と答えた。

転院して一週間が過ぎた。こちらが希望しなければ退院を迫られることはないのだが、この部屋をもっと必要としている人が控えているはずだから、早く空けたほうが良いと思うし、外出はできなくても家の中でトイレや食事に動けるなら家で過ごしたいという気もわいてきた。

近々、退院することになるだろう。



2016年8月20日土曜日

転院しました・・・その1

入院した当時は苦しくてこのままいつまでも病院で過ごしたいと思うのだが、そこそこ元気になり治療の必要もなくなると病院側は「自宅に戻りますか」と尋ねてくる。こちらもどうしても必要だと思えない点滴でベッドに寝ているだけの生活に飽きてくる。帰ってもいいか、と思うものの前回みたいに突然に倒れて救急車で運ばれるのは御免だ、と思うから簡単に「帰ります」と返事はできない。食事も管理されたものが出るからこれも薬と完食するが、我が家だときっと食べる量が減ってきて弱ってくるだろう。また薬も薬剤師さんがチェックしていてくれて、変えたほうが良い場合はその説明に来られて変更する。そういった点で病院にいれば安心して日々が過ごせる。しかし帰りたいと思う気持ちは増してくる。

朝の回診に来られた主治医の先生にいろいろ尋ねる。救急車で運ばれて輸血を受けてから3週間近く近くなる。血液の造血機能はおとろえつつあるようだが、その他の臓器は丈夫で問題はなさそうだ。では、もう一度輸血をして症状に問題がなさそうなら帰宅を考えましょうということになった。前回の輸血は1袋だったのだが、数値的にはまだ下回っているとのこと。だからやはりめまいは完全になくなっていなくて、トイレまではなんとか歩けるようになったが歩き回れるまでに回復していない。だから2袋輸血しましょうかと提案された。前回の輸血の経過から問題はないということなので「お願いします」となった。採血をして検査後に輸血となり、それを待つ間に突然、なにかと相談に乗っていただいている緩和ケアチームの方が来られた。

何度もホスピスの部屋への転院を打診しながらも、空きがなく許可が出なかった病院から、「キャンセルが出たので明日転院できるかと連絡がきたが、どうされます?」とのこと。このチャンスを逃すと次はわからないので即座に「行きます」と答えた。で、「輸血はどうする?輸血して元気になってしまうと返されるのだろうか」という話になったが、予定通りしてもらうことにした。

翌朝再度採血をして、輸血後のデータも含めたデータや書類の袋と共に、妻の運転で退院からそのまま転院先の病院へ向かった。1週間ほど前の一時帰宅の時は妻の車いすで車まで運んでもらった。輸血をしなければ同じように車いすが必要だったはずなのに、十分な量の輸血をしたおかげで、部屋から車まで、歩いて乗り込むことができた。


2016年8月11日木曜日

2度目の入院中ですが、、、

2度目の入院をしております。本日は昼間だけの帰宅で久しぶりの更新をします。夕刻には再び病院に戻ります。

1度目の退院から2週間目に、夕方トイレに起きようと起き上がろうとしたとき、目の前が真っ白になり天井がぐるぐる回りだして倒れこんでしまった。妻を呼んで這うようにしてトイレは済ませたものの、起き上がれない状態になってしまった。夕食も食べられず薬を枕元に運んでもらって飲むだけだった。

この先どうなるのだろうと思いながらじっと寝込んでいたものの回復の兆しはない。訪問看護の契約は済んでいて、24時間対応のオプションも申し込んでいたので、夜の9時半頃だが妻に電話してもらって看護師さんに来てもらった。看護師さんの采配でかかりつけ医院の先生に電話で様子を伝え、先生が前回入院していた病院に電話で入院の許可をとって下さり、救急車を要請して病院に運んでもらった。夜の10時半ころだった。

入院して翌日、主治医の先生が来られて「輸血をしなさい」と言って紙を差し出されサインを求められた。そのあと相談に乗ってもらっている緩和ケァチームの方も来られ、貧血の度合いがあまりにも低いので輸血をすれば楽になる、とも言われた。前回の入院の時、貧血なので輸血されますか?と問われていらないと拒否していたので、説得に来られたのだと思う。

8時間かけて輸血と点滴をし、その後2日は点滴を続けてようやく少し楽になった。それでも寝ていて目を開けると天井がゆっくりと回るので、起き上がるのも一苦労、トイレも看護師さんに支えてもらってベッドで尿瓶をつかう状態だった。

4日目からは8時間の点滴のみで今日に至っているが、徐々に楽になりトイレまでは歩けるようになり、食事も最初は食べられなかったが3食とも完食できるまでになり、今日の昼間帰宅を申し出ても許可されるくらいになった。

再び退院できるのかわからない。退院してもまた同じように入院しなければならなくなるのは間違いない。面談を済ませたホスピスに移れるよう主治医の先生や緩和ケァチームの方が働きかけをしてくださっているようだが、受け入れの返事はないとのこと。何か月待ちの人が多いから仕方ないことか。

まもなく病院に戻ってさらに悪化しないよう、のんびりと過ごすとしょう。