緩和ケア病床のある二つの病院に予約を入れ、妻と二人で見学してきた。驚いたのは、どちらも何て綺麗で明るく静かで清潔なフロアなんだろうということ。
これまで私は入院の経験はないが、お見舞いは多くある。たいがいカーテンで仕切られた数人のベッドが並ぶ大部屋のお見舞いだったから、そのフロアの通路には酸素ボンベや配膳のワゴン、シーツの入れ替えワゴンなど等が雑多にあり、看護師さんがせわしく行きかっている光景しか遭遇していない。ところがこの緩和ケア病床のあるフロアは、何も置かれていないスカッとした通路に、個室の扉が並んでいる。
完治を目指す治療ではなく、末期の患者をいかに安楽に過ごせるか、をコンセプトにしているのがすぐに理解できた。
最初に見学した病院は、無料個室7室、有料個室6室、特別室1室とパンフレットに書かれている。たまたま有料個室に空きがあったので室内の見学ができた。ベッドの周りにゆったりとした空間があり、付き添い人も寝泊りできる。洋式トイレにシャワー室まである。インターネットもLAN端子があるのでパソコンの持ち込みも出来る。また共同の設備として家族やお見舞いの人との談話室やキッチンもあり、病院食以外でも好きなものを調理して食べることもできる。ウッドデッキもあって屋外の空気を吸うことも出来る。一時帰宅も自由だという。無料部屋でこんなところに入院できたら快適な日々が過ごせると思った。
次に見学した病院でも、緩和ケア病床のあるフロアは同じ感想だった。満室のため室内の見学はできなかったが、扉の開いている部屋の外を通過しながら前日に見学した病院の部屋とほぼ同じという印象だった。また、キッチンつきの広い談話室ではボランティアによる喫茶や音楽などのイベントも催されるという。
快適な入院生活が送れると思える緩和ケア病床だが、簡単には入院できない。手順がある。
まず面談がある。これは主治医に申し出れば、院内にある地域医療福祉連携室の方が、必要な診察データなどを送ったり面談の日を設定してくださるようで、自分で手続きに動き回る必要はないようだ。面談して登録が済む。しかしこれで入院可能なわけではない。入院は登録順ではなく、空き室が出た時点で登録者を審査し、入院の優先度が高い人からの順になる。早い話、激痛がひどい人や末期に近い人が優先されるわけで、パソコンしたりキッチンを利用して快適に過ごせるレベルではまず無理だろう。二日目に見学した病院は、14床すべてが無料の個室のためか、現在100名ほどの登録者があるとのこと。そして面談の日も3月の予定はいっぱいで、4月のスケジュールが組まれないと日は決められないという状態。
高齢化が進むにつれて緩和ケア医療を必要とする患者は増え続けるだろうから、病院も病床を増やしたり新設したりしていくと思う。しかし追いつかないだろう。有料個室で料金の高い個室ほど入院できる確率は高いだろうが。
2016年2月20日土曜日
痛み止め(頓服薬)が必要になりました
足腰が痛くなっても、3日ほど寝込んで安静にしていたら急に痛みも取れて動けるようになっていたものだが、1週間以上も続くようになった。左足は毎度の事痛むのだが、右足も痛み出した。背中も体をひねると痛い。
寝ていた起き上がるのにも一苦労だ。伸ばした足に手を添えて膝を立ててやり、じわ~と体をねじって四つん這いになり、椅子や机に手をかけて体を引き上げるようにしてやっと立ち上がれる。じっと立っていても椅子に腰かけていても寝ていても同じ姿勢を長く保つのがつらい。歩いているほうが楽なくらいだ。
耐えていてももう治りそうにないと、痛み止めを初めて飲んだ。
今年の初めに痛い日が続いていたので、主治医にお願いして屯服として痛み止めを処方してもらっていたのだが、その後落ち着いたので飲まずに過ごせていた。しかし長く痛みが続くと、食事ものどを通らず体重も5kgほど落ちていた。薬はできるだけ飲みたくないのが心情だが、思い余って飲んでみた。
飲んで徐々に痛みは消え、1時間経過したくらいからあの足腰の痛みは嘘だったのかと思えるくらい楽になった。10時間過ぎると効果は消えるのか、徐々に痛み出してくる。しばらく様子を見ようと12時間経過してまた飲む。楽になる。4錠くらい繰り返すと、効果が切れても飲まずに過ごせそうなくらい落ち着いたので飲むのをやめた。数日後また左足あたりがひどくはないが痛むのでまた飲む。
痛みがなければ食べられるし体重も元に戻った。本を持って胡坐をかいた足にチョコンと座りに来る孫の相手もしてやれる。今回の受診時にお願いして2週間分の痛み止めも追加してもらった。痛みに耐えて過ごすのは面白くない。今後はこの繰り返しで日々過ごすことになろう。
寝ていた起き上がるのにも一苦労だ。伸ばした足に手を添えて膝を立ててやり、じわ~と体をねじって四つん這いになり、椅子や机に手をかけて体を引き上げるようにしてやっと立ち上がれる。じっと立っていても椅子に腰かけていても寝ていても同じ姿勢を長く保つのがつらい。歩いているほうが楽なくらいだ。
耐えていてももう治りそうにないと、痛み止めを初めて飲んだ。
ムコスタ錠100mg(胃の荒れ止めとして) ロキソニン錠60mg(痛み止め) 各Ⅰ錠を疼痛時にのむ。6時間以上は開ける事。 |
飲んで徐々に痛みは消え、1時間経過したくらいからあの足腰の痛みは嘘だったのかと思えるくらい楽になった。10時間過ぎると効果は消えるのか、徐々に痛み出してくる。しばらく様子を見ようと12時間経過してまた飲む。楽になる。4錠くらい繰り返すと、効果が切れても飲まずに過ごせそうなくらい落ち着いたので飲むのをやめた。数日後また左足あたりがひどくはないが痛むのでまた飲む。
痛みがなければ食べられるし体重も元に戻った。本を持って胡坐をかいた足にチョコンと座りに来る孫の相手もしてやれる。今回の受診時にお願いして2週間分の痛み止めも追加してもらった。痛みに耐えて過ごすのは面白くない。今後はこの繰り返しで日々過ごすことになろう。
2016年2月7日日曜日
再び、わけわからん
年明けから左足や腰が痛み出して寝込む日々が続いたから、PSA値は上昇しているだろうと観念していたらわずかだが下がっていた。その後次の診察ではすっかり楽になっていたから、PSA値はさらに下がっているかな?と期待していたら上昇している。骨のALP値は1000を超えた。
「緩和ケア病院のことも考えていたほうがいいんじゃないでしょうか」と主治医は言う。緩和ケァという言葉は知っていたが、具体的なことは知らない。「どういうことですか」と質問する。
「痛みや不安で苦しむのを和らげ終末を迎える治療が目的の病院で、基本的に病を治す治療はしない。病院によっては院内に緩和ケァチームを組んで治療に取り組んでいる病院もある」とのこと。
ここの病院にはないのですかと問うと、「ない」とのこと。あくまで治療が目的で、点滴や手術なりの延命治療のための病院だから、治療拒否の患者や治療の手立てのない患者向きでは無いようだ。ただ「院内にそういったことの相談できる窓口があるので、状況を伝えておきまから相談に行ってください」ということで、終わった後聞いてきた。
京都府下で緩和病床をもつ病院のリストをいただいたのだが、たったの10病院しか無いようだ。各病院とも病床数は少なく、14床から30床程度、その中に有料の室料もあり、高いところだと1日2万円を超えるのもある。緩和ケァ治療にも国民健康保険は適用されるようだが、室料も保険適用となる病床数は半分にも満たない。保険適用の部屋となれば予約待ち状態ですぐにというのはむつかしそうだ。とりあえず次回の診察で、近くの病院に紹介状を書いてもらって下見をしようということで帰った。
次の受診日1週間前くらいからまた腰や背中や、これまで違和感のなかった右足まで痛み出して寝込む日々だった。診察日にはそこそこ回復していたものの、こんどこそ数値は上昇しているだろうし、緩和ケァ病院の紹介状をかいてもらおうと望んだら、前回よりわずかだが下がっている、骨のALP値までさがっているではないか。
「どうして痛み出して悪化している症状では下がって、回復して元気になったら数値が上がるのですか」と主治医に問うと、「わかりません」と苦笑いするだけ。「まぁ、これくらいの変動は誤差の範囲内ということで、、、ステロイド剤のプレドニゾロンの副作用かもしれないし、、、」とのこと。
数値が下がっているし痛みも回復しているので、イクスタンジは継続、緩和ケァ病院の紹介状は次回の様子を見て、ということで終わった。
癌の進行は進んでいるだろうと体調から実感できるが、この先どう変化していくのだろうとやきもきする日々ながら、とりあえず今はまぁ何事もなく過ごしている。
「緩和ケア病院のことも考えていたほうがいいんじゃないでしょうか」と主治医は言う。緩和ケァという言葉は知っていたが、具体的なことは知らない。「どういうことですか」と質問する。
「痛みや不安で苦しむのを和らげ終末を迎える治療が目的の病院で、基本的に病を治す治療はしない。病院によっては院内に緩和ケァチームを組んで治療に取り組んでいる病院もある」とのこと。
ここの病院にはないのですかと問うと、「ない」とのこと。あくまで治療が目的で、点滴や手術なりの延命治療のための病院だから、治療拒否の患者や治療の手立てのない患者向きでは無いようだ。ただ「院内にそういったことの相談できる窓口があるので、状況を伝えておきまから相談に行ってください」ということで、終わった後聞いてきた。
京都府下で緩和病床をもつ病院のリストをいただいたのだが、たったの10病院しか無いようだ。各病院とも病床数は少なく、14床から30床程度、その中に有料の室料もあり、高いところだと1日2万円を超えるのもある。緩和ケァ治療にも国民健康保険は適用されるようだが、室料も保険適用となる病床数は半分にも満たない。保険適用の部屋となれば予約待ち状態ですぐにというのはむつかしそうだ。とりあえず次回の診察で、近くの病院に紹介状を書いてもらって下見をしようということで帰った。
次の受診日1週間前くらいからまた腰や背中や、これまで違和感のなかった右足まで痛み出して寝込む日々だった。診察日にはそこそこ回復していたものの、こんどこそ数値は上昇しているだろうし、緩和ケァ病院の紹介状をかいてもらおうと望んだら、前回よりわずかだが下がっている、骨のALP値までさがっているではないか。
「どうして痛み出して悪化している症状では下がって、回復して元気になったら数値が上がるのですか」と主治医に問うと、「わかりません」と苦笑いするだけ。「まぁ、これくらいの変動は誤差の範囲内ということで、、、ステロイド剤のプレドニゾロンの副作用かもしれないし、、、」とのこと。
数値が下がっているし痛みも回復しているので、イクスタンジは継続、緩和ケァ病院の紹介状は次回の様子を見て、ということで終わった。
癌の進行は進んでいるだろうと体調から実感できるが、この先どう変化していくのだろうとやきもきする日々ながら、とりあえず今はまぁ何事もなく過ごしている。
登録:
投稿 (Atom)
