今の私の場合、前立腺がんは緩和治療で日々を過ごしているのだが、骨の転移のほかは臓器などへ転移は見受けられないようで、「臓器は丈夫ですね」と診断されている。骨の痛みも相当悪化していると思われるが、疼痛薬の処方が合っていて抑えられているのだから、ありがたいものだ。
便秘やかゆみや足のむくみの症状があるが、薬による副作用によるものだからしかたがない。臓器へ転移して癌細胞が増殖したのなら命を圧迫するのだが、骨での増殖は差し迫って命を脅かすことはないようだ。しかし外堀を埋められて本丸へ届く症状は起きているもので、背骨の悪化で血液の生産量が低下し貧血へと進行しているのは間違いない。
血液検査のヘモグロビン値(血色素量)は、転院前の病院で退院時に2パック(400ml)を輸血した後だったので13.6だった。転院後の入院中は少々の目まいやふらつきはあるものの、しんどさはなかったので輸血はせずに退院できた。自宅療養を始めて4週目くらい(前回の輸血から5週目くらい)にめまいや立ちくらみがひどくなったので、通院で2パック輸血をしてもらった。この時のヘモグロビンは4.9まで下がっていた。その後は毎週の通院でヘモグロビンを監視していて、6.9に上昇の後、6.2→ 5.9と3週目で6を下回ったから再度2パックの輸血を済ませたところだ。
今後、血液の生産量が回復する見込は全くないのだから、輸血しても持続力は落ちてくる。何度も輸血を繰り替ええるものではない。「入院を希望されるならいつでもOKですよ」と促されたので「もう1週間自宅で考えます。入院は退屈だし」と答えて帰ってきた。
ここ2週続けて痛み止めベース薬、オキシコドンを1日120ml→ 160ml→ 200mlへと増やしてもらった。朝夕の飲む時間が近づくと痛み出すようになり、レスキュー薬である屯服のオキノームを2包づつ2回から3回は飲むようになったことを伝えると、オキノームよりオキシコドンの量を増やしたほうが安全だからとのことで増量となった。その副作用なのか、思考力の持続や低下を実感する。1日中頭がすっきりしないし、物忘れがひどくなったように思う。痴ほうの始まりとはこんなものだろうかと感じながら、このブログを書いている。