3月末の診察で退室際に、「次回はここに座っている先生が変わっていると思っていてください」と言われた。遠回しな言い方だったので、次回は休診のため代診の先生が担当されるのか、外来担当でなくなるのかがあやふやに思ったのだが、診察室を出て看護師さんが、「先生はああいう言い方をされましたが、病院を変わられます」とのこと。
最初からずっと同じ先生で、相性は悪くないと安心して頼っていたでけに残念な気もあり、一方で主治医が変わって治療方針が変わるかな?という興味もあった。そんな興味を持ちながら診察室に入ったのだが、温厚な顔の先生だったので緊張感が解けた。
いろいろ質問された。パソコンにこれまでのデータは入っているが、言葉のやり取りでどんな患者かを知りたいという先生の姿勢が見て取れた。前の先生とは違うタイプだ。
「骨シンチの検査は最近していないのですか?」「最初の1回だけです」。骨シンチの検査は、年1回はしなくてもいいのかなとずっと思っていたが、前の先生はその気はなさそうだったので2度も必要ないのかなと思っていた。「では再度検査をしましょう」ということで翌日検査を受けてきた。
「癌の進行は止められないけれど、大切なのはQOLであって、骨の進行を放置すれば大変なことになります。QOLの妨げになる個所にはエックス線治療も必要です。
また、「ホルモン注射はしてないのですか?」「最初にしましたが、数値が上昇して薬が変わった時点で止めました」「なにか続けられない理由があるのですか?」「別にないです。副作用もなかったし。前の先生が効かなくなったからと言って中止になりました」「癌細胞の中にはまだホルモン治療に効く細胞がいるかもしれない。少しの可能性でもやってみる価値はあります。やれることはなんでもやりましょう」と言うことで、次回からホルモン注射が増えることとなりました。
これまで診察室で検査結果を聞いて終わりで5分程度だったから、今回の診察は新鮮だった。20分近く会話していたように思う。う~ん、やはり今度の先生のほうがお医者さんらしいな、と次回が楽しみになった。