最後の治療薬だったイクスタンジだが、「もうやめましょう」との主治医の言葉に「そうですね。バカ高くて効いてないのだから無駄ですね」と答えてあっさりと中止となった。
次なるは鎮痛剤に方向転換となる。
実は、前の主治医で処方して頂いた鎮痛薬のロキソニンが良く効いて、屯服として痛みが出た時に適時服用していたのだが、前回の診察を終えてから効きが悪くなり、痛みが消えなくなった。これはたまらんと1週間後に痛み止めの薬だけ処方してもった。
主治医の先生も、4月から担当されたばかりで過去のデータをパソコンで調べ、問診で状況を聞き、次なる鎮痛薬を処方してくださった。
「ロキソニンは副作用の軽い一般的な鎮痛薬ですが、これからはモルヒネの癌鎮痛薬も併用します」ということで数種類の薬を処方されたのだが、飲む順番や副作用回避の薬もあり、早口に説明されてあわれてメモを取ろうとすると、「次の患者さんが待っておられるので時間をかけられないから看護師さんが後ほど説明します」と言われて診察室を出た。
処方されたのは、
ベース薬として・・・オキシコンチン錠5mg(モルヒネ系)を朝夕食後Ⅰ錠を2回
レスキュー薬(屯服)として・・・①ロキソニン錠60mg+ムスコタ錠100mg(胃の荒れ止め)、②オキノーム散2.5mg(モルヒネ系、30分ごとに追加可)
その他、オキシコンチンの副作用に便秘や吐き気があるので、ノバミン錠5mg(酔い止め薬)、マグミット錠330mg(便秘薬)も処方された。
効果はてきめんだった。まず食後にオキシコンチンを飲む。痛みが治まらないのでオキノームを飲んでしまったのだが痛みは治まらない。順番を間違えたことに気づいてロキソニンを飲むと痛みは消えた。今は12時間くらい効いているから1日2錠で済んでいるが、効きが悪くなるとロキソニンを1日3回に増やし、さらに痛みが取れなければオキノームを飲み足すという手順だ。
再び痛みの回避はできるようになったが、治療からホスピスへと方向転換しつつあると思うと、終末もそう遠くないと自覚する今日この頃である。